概要
1年以上におよぶ懸命な作業の末、本日こうしてNKNのメインネットNarwhalのローンチを皆さんに報告できる事を大変嬉しく思います。世界最大のパーミッションレス・パブリック・ブロックチェーン・ネットワークの構築に着手し、テストネット中にすでにBitcoinとEthereumを上回る13,000フル・コンセンサスノードというこの目標を達成しました。本日、私たちはこれを公式に発表し、今後も何兆とは言わないまでも数百万のノードに拡張するつもりです。それにより、私たちの主力プロダクトを商品化し、そしてまたパートナーのアプリケーションをサポートするための強固な基盤を有する事になります。
NKNは、支払い、トランザクション、そしてデジタル資産をサポートするフル装備のブロックチェーン・システムです。またNKNブロックチェーンにはユニークな専門分野があります:それは、誰もが日常生活で使用する現代のアプリケーションのニーズをサポートする、より優れた通信ネットワークです。チャットやインスタントメッセージング、ビデオストリーミング、Webブラウジング、スマートホーム、スマートシティなど、私たちはそれらの不可欠なソフトウェア基盤になりたいのです。
プラットフォームや基盤を提供するだけでは十分ではないため、私たちは2つの主要なプロダクトを構築しました。それが"新しいタイプ(New Kind of)"のCDN(nCDN)と分散型Pub / Subおよびメッセージングです。既存のNKNマイニングノードでこれらの付加価値マイクロサービスを実行しており、ティア1の企業顧客との商用トラフィックのトライアルを開始しています。これら2つの主力プロダクトを使用して、NKNの上に構築することが技術的に優れているだけでなく、商業的にも成功しうることを開発者に示すつもりです。
クリプトの世界では、テクノロジーのみでは不十分です。革新的な経済モデルは、クリプトプロジェクトの成功に不可欠です。そのため、トークン保有者、マイナー、およびユーザーにより多くの価値をもたらすような機能強化を提案しています。そして、今後3ヶ月間にこれらを前進させるために、“新しい種類の提案”(NKP)コミュニティプロセスを利用するつもりです。
メインネット後のロードマップ:
メインネットは私たちの開発の終着地点ではなく、むしろさらなる大きなブロックチェーンシステムと分散化コミュニケーション・ネットワーク構築のためのスターティングポイントです。
- 1日目: 2019年7月1日
- フェーズ1: セキュリティと安定性 1-3 ヶ月
- 確実かつ着実なノード数の増大
- セキュリティ監査と検証
- ネィティブ・トークン統合のため全公式取引所との協力
- ERC-20トークンは取引所上で取引可能資産として残る予定
- メインネットとERC-20トークンの交換は無効化。
- このフェーズにおける一時的な制限:トランザクションレートが制限され、強制更新が有効になり、デフォルトのログレベルがINFOになります。
- フェーズ2: 一般的な入手可用性とトークンエコノミクスの促進(フェーズ1後)
- メインネットとERC-20トークン交換の有効化: 取引所、ウォレット、オンライン・ウェブ・ツール
- エコノミック・モデルの強化・拡張
- 主力プロダクトの商品化: 法定通貨収入とトークンの活用
- 2020年6月: NKN 2.0
- ユーザーと開発者からのフィードバックにもとづくさらなる機能
- さらなるセキュリティ、スケーラビリティ、およびパフォーマンスの向上
- NKN上で実行されているサードパーティ製マイクロサービスの大規模なオープンエコシステム
要約
前述したように、メインネットのローンチは私たちのスタート地点に過ぎません。私たちは今後も世界最大のパブリック・ブロックチェーンと分散型ブロックチェーンネットワークの構築を目指していきます。この新しいエコシステムには、さまざまな方法で参加できます。
- “ユーザー”は、マイナーとして未使用の帯域幅をNKNに提供し、トークンを獲得できます。
- “開発者”はNKN通信ネットワークとプロトコルを使用して「本物の」動的分散アプリケーションを開発できます。
- “企業”はNKNと協力してWebサイトのパフォーマンスを高速化し、待ち時間とコストを抑えてオンラインビデオストリーミングを提供し、全体的な顧客満足度を向上させることができます。
- “トークン保有者”は取引所でNKNトークンを交換できます(Huobi Pro、Bittrex International、Upbit、[gate.io](http://gate.io/)およびIDEX